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  • 技術コラム

5軸加工で段取りを減らすと、なぜ精度が上がるのか

「5軸加工は精度が高い」とよく言われますが、その理由を一言で言えば「段取り替えが減るから」です。今回は工程集約と精度の関係についてお話しします。

段取り替えのたびに誤差は積み重なる

3軸加工機では、部品の別の面を削るたびにワークを取り外し、付け直す「段取り替え」が必要です。この付け直しのたびにわずかな取り付け誤差が発生し、面が増えるほど誤差は積み重なっていきます。

ワンチャッキングで基準を保つ

5軸マシニングセンタは、ワークを一度固定したまま、テーブルや主軸を傾けて複数の面を連続で加工できます。基準を保ったまま削り続けられるため、面と面の位置関係が崩れにくく、高い精度が出せるのです。

コストと納期にも効く

工程が集約されれば段取り時間そのものが減り、リードタイムが短縮されます。治具の点数も減らせるため、多品種少量の試作案件ではコスト面でも有利になります。