アルミは削りやすい材料ですが、「バリ」に悩まされることが少なくありません。バリは見た目だけでなく、組み付け不良や測定誤差の原因にもなります。今回はバリを抑える条件の考え方をご紹介します。
バリはなぜ出るのか
バリは、工具が材料を削り切れずに押し出してしまうときに発生します。刃先の摩耗、送りの大きすぎ、抜け際の切削方向などが主な要因です。特に薄肉部品や穴のエッジでは出やすくなります。
切れ味と抜け際をコントロールする
対策の基本は「鋭い刃先を保つこと」と「抜け際の負荷を減らすこと」です。摩耗した工具を使い続けない、抜け際で送りを落とす、加工順序を工夫して薄肉部を最後に残さない——こうした積み重ねがバリの量を大きく変えます。
後工程まで含めて設計する
どうしても残る微細なバリは、面取りやブラシ処理などの後工程で確実に除去します。重要なのは「加工条件でバリを最小化し、後工程で仕上げる」という全体設計です。当社では加工〜検査までを一貫体制で行うため、バリの状態を見ながら条件を最適化できます。


